【核心に迫る】動きが語る真実!プロが教えるロレックス偽物の見分け方 - ムーブメント編
- r t
- 8月20日
- 読了時間: 4分

皆さん、こんにちは!遺品お買取センターのスタッフです。
前回のブログでは、ROLEXの偽物を「外装」から見分けるポイントを詳しく解説しました。今回は、さらに深くROLEXの真贋を見極めるために、時計の「心臓部」であるムーブメントに焦点を当てて解説いたします。
ムーブメントは、一般の方が直接確認することが難しい部分ではありますが、その動きや操作感から、ある程度の品質を見抜くことができます。プロの視点から、偽物のムーブメントが持つ特徴を詳しく見ていきましょう。
1.秒針の動きをじっくり観察する
ROLEXの多くの製品に搭載されている機械式ムーブメントは、非常に滑らかで連続的な秒針の動きが特徴です。これは、テンプと呼ばれる部品が高速で振動することで実現しています。
本物の特徴:
秒針が途切れることなく、スーッと滑るようにスムーズに動き続けます。
偽物の特徴:
安価なクォーツ式ムーブメントを搭載している場合、秒針は1秒ごとにカチカチと区切って動きます。
機械式を模倣したとしても、秒針の動きがぎこちなかったり、途中でわずかな停頓が見られることがあります。
振動数が低い安価な機械式ムーブメントの場合、秒針の動きが滑らかさに欠け、わずかな振動を感じることがあります。
秒針の動きを注意深く観察することで、ムーブメントの基本的な種類や品質を判断することができます。
2.リューズの操作感を確かめる
リューズは、ゼンマイを巻き上げたり、時刻や日付を調整したりするために使用する重要な部品です。本物のROLEXのリューズ操作は、非常に精密で滑らかな感触が特徴です。
本物の特徴:
ゼンマイの巻き上げは、抵抗感が少なく、スムーズに行えます。巻き上げ音も繊細で、心地よく感じられます。
時刻合わせや日付・曜日のクイックチェンジ機能も、引っかかりがなく、スムーズに操作できます。
偽物の特徴:
リューズの巻き上げが重かったり、引っかかりがあったり、空回りすることがあります。
時刻合わせの際に、針がスムーズに進まなかったり、ガタつきを感じることがあります。
クイックチェンジ機能が正常に作動しなかったり、無理な力を加えないと操作できないことがあります。
リューズの操作感は、ムーブメントの精度や部品の品質を間接的に示す重要なポイントです。
3.耳を澄ませてムーブメントの音を聞く
通常、本物のROLEXの機械式ムーブメントは、非常に静かで、耳を近づけてもほとんど音は聞こえません。それは、精密な部品が正確に組み合わされ、適切に潤滑されている証拠です。
本物の特徴:
ほとんど無音に近い、非常に静かな動作音です。
偽物の特徴:
安価なムーブメントを使用している場合、耳を近づけるとカチカチという機械的な作動音が聞こえることがあります。
部品の精度が低い場合、わずかな摩擦音や異音が聞こえることがあります。
ただし、周囲の環境音などにも注意する必要があるため、静かな場所で確認することが重要です。
4.専門家によるムーブメントの確認が最も確実
上記のようなチェックポイントは、あくまで間接的にムーブメントの品質を判断するためのものです。最も確実な方法は、信頼できる専門家によるムーブメントの分解・検査です。
専門家による確認ポイント:
ムーブメントの種類(ETA社などの汎用ムーブメントを使用していないか)
部品の仕上げや刻印の有無
テンプの振動数
耐震機構の有無
宝石の数の確認
これらの専門的な知識と技術によって、偽物のムーブメントを特定することができます。
まとめ - ムーブメントの品質がROLEXの本質を語る
今回は、ROLEXの偽物を「ムーブメント」から見分けるための重要なポイントを解説しました。秒針の動き、リューズの操作感、ムーブメントの音など、普段何気なく感じている部分にも、本物と偽物の差が現れます。
もしお手持ちのROLEXの動きや操作感に少しでも違和感を感じた場合は、安易に自己判断せず、信頼できる専門家にご相談いただくことを強くお勧めします。
私たち遺品お買取センターには、ROLEXをはじめとする高級腕時計に精通した鑑定士が在籍しております。大切なROLEXの真贋鑑定から適正な査定まで、安心してお任せいただけます。お気軽にお問い合わせください。
次回のブログでは、偽物を見抜くための最後の砦として、「付属品と信頼性」について詳しく解説いたしますので、ぜひお楽しみに。
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